2012年11月6日火曜日

アノテーションで字幕を入れることについての覚書

自慢ではありませんが、私の管理する弱小チャンネルは、日本国内からのアクセスがほとんどです。つまり、海外からのアクセスがほとんどありません。
タイトルやタグも英語で併記するようにしているのですが、それでも海外からのアクセスは、どうも伸び悩んでいます。

たぶん、動画自体に辿り着いてもらっていないと思うので、今回してみたことにいかほどの意味があるのかわかりませんが。ひとまず、やれることはやってみようということで、以前にも取り上げた動画にアノテーションで字幕を入れてみました。

その動画が、こちらです。


以下、アノテーションで字幕を入れながら、感じたことです。アノテーションの長所について、今回は書いてみます。
ご存じの方も多いかと思いますが、YouTubeには、アノテーションという機能があります。アノテーションという単語だとぴんと来ませんが、annotationとは、つまり、注釈のことです。既にアップロードされている動画に対してのメタデータとして、アップロード後に字幕やリンクなどの文字情報を挿入するのが、YouTubeにおけるアノテーション機能だといえるでしょう。

今回の変更を加えるに際して、既にアップロード済みの動画を一度削除して英語の字幕を入れ直して、ということも考えてはみました。ただ、それは手間がかかる。その上、このブログでも仮にも一度記事にしてしまっている以上、そのリンクも張り直さなくてはいけない。そんなわけで、元の動画をいじることはあきらめて、アノテーション機能で補足的に英語の字幕を足すことにしました。

アノテーションを追加していく作業自体は、お世辞にも、快適とはいいにくいです。それでも、アノテーションでの字幕を挿入しながら気付いた利点が、一つありました。それは何かといいますと、可塑性です。

すぐ上でも書いたように、動画は一度アップロードしてしまうと、その中身の変更は利きません。別の作品として、新たにアップロードし直すより他にないです。つまりそれは、元々の動画編集ソフトなどを用いてプロジェクトファイルから書き換えないとどうしようもない領域として位置づけられます。したがって、YouTube側で動画編集機能を用いて多少はいじることはできても、既に字入れしている部分なんかに対する変更は、できないわけです。
それに対して、アノテーションは、あくまでも「仕上がった動画に対して後付で追加した情報」という扱いです。そのため、それはYouTubeの動画管理画面からいくらでもいじることができる性質のものなのです。
ゆえに、たとえば英語の字幕のように、後でミスに気付いて修正したくなる可能性が高い情報に関しては、修正しやすいアノテーションで足しておく方が、賢明とすらいえるでしょう。というのが、今の私の認識です。

もちろん、フォントをあれこれいじったり、字幕自体にアニメーション効果を持たせるというようなことは、できません。そうした効果を求めたいのならば、それはやはりアップロード前に、動画編集ソフトを使っている段階で行うべき事柄だといえます。

また、スマートフォンなどのモバイル端末からの再生時には、アノテーションは表示されません。モバイル端末からのアクセスをメインの客層に考えるような場合は、アノテーションではなく動画本体に字幕を入れる方がいいようです。

どのような手段を用いるにしても、そこには一長一短がつきまといます。それを踏まえた上で、アノテーションを有効に機能させる方法があるとしたら、その一例として上述したような発想に行き着くわけです。今回ご紹介した発想のように、後々変更が施しやすい箇所に挿入してみるという使い道が、アノテーション機能にはありそうです。

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