2012年10月25日木曜日

神戸城の石垣 The Stone Wall of Kambe Castle (Ruins of a Japanese Castle)

大人になってからしばらく忘れていて、でもふとしたきっかけで思い出す。
そんな小さな頃の思い出とか、好きだったことのこととか、ありませんか?

私にとっては、お城、という対象がそれでした。
お城が好きで、親に頼んで、いろいろなお城を見に連れていってもらったのも、懐かしい思い出です。


お城といっても、今も天守の姿が残っているお城の方が、珍しいのではないでしょうか。
城趾と付く名称が地図上には散見されることと思います。
城趾は、つまり城跡のことです。つまり、城そのものではなく、城があったことを偲ばせる遺構、という意味だといえましょう。

この神戸城も、今あるその一角を指す上では、厳密には城趾や城跡と呼ぶべきなのでしょう。
天守そのものはありません。
とはいえ、神戸城という城があった頃の石垣は、今も大切に保存されて、その姿を留めています。


動画中でも紹介しましたが、いくつかある石垣の積み方のうち、もっとも旧いスタイルである野面積みによって、神戸城の石垣は作られています。
整然と切りそろえられた石垣の美しさも私は好きですが、こういう素朴な、でも計算し尽くされた積み上げの産物も、また好きです。

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