2012年11月13日火曜日

キッチンタイマー法のすすめ

掃除は好きですか?
皆さんは、掃除は好きですか?

私は、掃除をする習慣を幼少期からあまり身につけさせられてこなかったためか、実を言うと、掃除は嫌いです。嫌いというよりも、苦手と言うべきかもしれません。
私だけでなく、実家の人間も、掃除は苦手なようです。ときどき家に帰ると、その都度散らかっていっているように見えるくらいです。掃除嫌いの私が手を出したくなるくらいだから、よっぽどのものだろうと思います。

そんな掃除嫌いな私でも、掃除をするのが楽しくなるときが、たまに訪れます。やり始めてしまえば、それまでの億劫さが嘘のように、意外と楽しく掃除をやれてしまいます。嫌でたまらないことなんだけれども、あるときくるっと反転して楽しくなっちゃうだなんて、人間の心というのはなんとも不思議なものです。



簡単な工夫を
楽しくなるときというのは、いつも決まって、ある工夫を施した状態で掃除をするときです。
その工夫というのは、2ちゃんねるの某スレッドで見かけたものです。見かけて以来、ときどき実践しているのですが、工夫自体はごく簡単なことです。

それは「キッチンタイマーなどで15分の時間設定をして、その時間だけ頑張る」というものです。どってことない工夫に見えますよね。事実、その通りです。
でも、私にとっては、この一工夫があるかどうかで、その後の掃除のモチベーションがずいぶんと違ってきます。

作業に見通しがもてるということは、ありがたいことです。私は、見通しのもてない作業をやれと言われても、どこまで頑張ればいいのかがわからないと、なかなか全力を尽くせない人間です。そんな人間ですので、「何はともあれ15分だけ頑張ろう」という見通しがもてることは、すごくありがたいんです。

理想をいえば「この範囲をきれいにしよう」というふうに、目標を状態の変化に置くことができれば、それに越したことはないのでしょう。でも、それをやり遂げる前に集中力が切れてきてしまうので、とりあえず私は、時間内は全力を出し切るということに、目標を置くことにしています。
そんなことをここ何年か続けているのですが、時間に焦点を当てて目標を立てることのメリットが自分なりに整理できたので、それを一点だけ、ここに書こうと思います。

それは、ゲーム感覚で掃除に取り組めるようになる、ということです。もうちょっと言えば、制限時間を自分に課すことで、その時間内にいかに多くの成果を出せるかという形で、自分との戦いに身を投じることができるようになる、ということです。


集中を生み出す工夫として
この方法は掃除以外にも応用が利くので、ブログの記事を書くとき、家で仕事をするとき、などにもしばしば使っています。15分という縛りは絶対のものではないため、タスクの大きさと相談して、制限時間は30分にしたり45分にしたりといろいろですが、何にせよ、「この時間内でやりきるんだ」と決意を固める儀式に、重点があると言えましょう。

人間というものは、怠惰なわけではないのですが、無尽蔵に時間があると、それに甘んじてしまって、なかなか集中して短期で成果を出すことは難しいつくりになっているようです。だからこそ、タイマーを使って時間を区切ることで、敢えて自分を追い込んで、全力を投入しやすくするわけです。これは一見すると頑張る時間を縮小してしまっているように見えるかもしれないですが、むしろ、最大限頑張れる仕組みを自分で生み出すという、生産的な工夫なんじゃないかなと、私は考えているところです。


おわりに
今日書いたことは、当たり前のことなのかもしれません。人によっては、努力しなくても、悠々と達成できる話なのかもしれません。でも、私はそこまで頑張れる人間ではないため、自分がどんな努力をしているかという手の内を明かしてみようと思って、敢えて書きました。
掃除の話から始まって、最後は集中力の話になってしまったような気もします。でも、この記事を読んでくださった方にとって、何らかの刺激となってくれていれば、頑張ってこの記事を書いた甲斐があったというものです。

そんなことを書きながらも、視界の片隅には、部屋の散らかりがちらほら目に付いています。さっさとこの記事を投稿して、15分だけ部屋の掃除に集中するというルーチンに移行したいと思います。

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