2012年11月11日日曜日

【AviUtl】 テキストのサイズは[サイズ]で決める? [拡大率]で決める?

テキストオブジェクトへのアニメーション効果を追加したい
これまでにも、字幕を入れる際などに、テキストをどう入れるかということについての記事を書いてきました。この記事も、それらと関連した記事です。

前提知識として、テキストにアニメーション効果をかけるためには、テキストオブジェクトの各種パラメータを指定する画面から、次のような操作が必要です。

  1. 右上の[+]をクリック
  2. 表示されるメニューから[アニメーション効果]を選択

参考画像のように、[アニメーション効果]は、メニューのだいぶ下の方にあります。これを選択しましょう。その上でどのアニメーションを用いるかという点に関しては、今回は不問とします。

さて、文字に対してアニメーション効果を追加したいときには、その対象として、次の二つが考えられます。

  • テキスト全体を一つのオブジェクトとして、その全体に効果をかける
  • [文字毎に個別オブジェクト]にチェックを入れて、独立した一文字ごとに効果をかける

ここでは、後者のケース、[文字毎に個別オブジェクト]にチェックが入っているケースに関連する話をさせてください。その際に注意すべき点として、フォントのサイズをどう指定するかということについてのお話です。


[サイズ]? それとも[拡大率]?
テキストに限らず、各種オブジェクトの大きさを指定するときには、[拡大率]というパラメータが存在します。また、[サイズ]というパラメータも存在します。このどちらを使えばいいのか。

正直申し上げますと、私も厳密に上手く使い分けができている自信はありません。とはいえ、テキストオブジェクトへのアニメーション効果の追加ということに特化していえば、[サイズ]を用いて大きさを指定する方が、無難だという立場を取っています。

なぜかということで、次の二つの画像をご覧ください。それぞれ、[サイズ]と[拡大率]による指定です。
前述したように、いずれも[文字毎に個別オブジェクト]にチェックが入っている状態です。また、デフォルトの34ポイントに対して[サイズ]は51に、[拡大率]は150に値を指定して、どちらも51ポイント相当の表示になるように揃えてあります。

[サイズ]で指定した場合

[拡大率]で指定した場合

文字の重なり具合にご注目ください。

[サイズ]で指定している場合は、文字の重なりは特に気になるものではないと思います。一方で、[拡大率]で指定している場合には、フォントが大幅に重なってしまっています。

後者の場合でも、[字間]という数値をいじってやれば、ちゃんと文字はある程度の間隔を保つようになってくれます。ただ、一手間増えるのは間違いないので、面倒といえば面倒です。


テキストオブジェクトの場合は[サイズ]で
図形オブジェクトなんかだと[拡大率]で指定する方がオブジェクトの伸縮が楽だったりします。「白背景などのために四角形で画面を覆いたい」という場合には、[サイズ]で指定していたら間に合いません。その場合には[拡大率]で一気に拡大をかけてやる方が、手っ取り早いです。

でもテキストオブジェクトのフォントサイズの指定の場合には、図形などの場合ほどには伸縮が必要なケースは、稀なのではないでしょうか。
個人差はあるでしょうが、動画のタイトル、あるいは字幕、程度の用い方なら、[サイズ]での調整で間に合うことが多いかと思われます。

今回ご紹介したのは、テキストオブジェクトを対象に[文字毎に個別オブジェクト]にチェックを入れて[アニメーション効果]を指定したい場合、という限定されたケースでの話です。でも、知っておくとAviUtlの挙動に翻弄されなくてすむ話でもあります。
そのようなわけで、テキストにアニメーションを追加する場合には、[サイズ]からテキストの大きさを調整することをお勧めしたいと思います。


参考になりそうな他の記事など
と、ここまで書いてみて、他所様でどう書かれているのかなということも気になったので、調べてみました。
やはりというか、次のページがわかりやすいですね。テキストの扱いについて、豊富なボリュームで解説されています。
【AviUtl】テキストオブジェクトのわかりにくいところを解説してみる【拡張編集】|Ψ(`∀´)Ψケケケ と (´・ω・`)ショボーン
いろいろ参考にしながら、ちょっとずつ思い通りの演出ができるように、頑張っていきたいものですね。

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