2012年10月29日月曜日

書見台の勧め

書見台、ってご存じでしょうか。
読んで字のごとく、書を見るための台、です。

私が持っている書見台は、これのちょっと古めの型のものです。

私自身は物を書く仕事の端くれです。仕事柄、資料を見ながらPCへの入力をする機会も、自ずと多くなってしまいます。
参考にする資料が紙ペラだったらいいのですが、そういうときばかりではありません。むしろ、引用対象となるのは、圧倒的に書籍が多いです。そして、書籍は、キーボードの手前に置いて腕で固定しながら文章を目で追う、というようなことを余儀なくされることも、多いのではないでしょうか。
でも、長時間の作業を考えると、腕で固定しながらの入力作業というのは、割と疲れるものです。視線移動も、どうしても多くなりますし。

その点、書見台だと、モニタの横に資料を立てかけて固定できます。私は前出のタイプのものしか知りませんが、たいていの書見台は、ページ固定用のアームなどもついているので、見たいページをがっちり固定してくれるものが多いようです。
そうなるとまず、腕が資料を押さえることから解放されます。入力に専念できるので、ミスタイプもだいぶ減ります。このへんは個人差があるのでしょうが、私だと、書見台を使っているときの方が、入力はだいぶストレスフリーとなっています。

また、モニタの横に資料があるので、始点の移動も少なくすみます。横方向にちらちら動かすだけでいいので、作業をしていて滞る感じがあまりない。それが私にとっての使用感です。視線の移動も、縦方向ではなく横方向の移動なので、目にとっても負担が少ないような気がします。まあ、医学的にどうなの? と根拠を問われたら、返事に窮するしかありませんが。

私は書見台を猛プッシュしなくてはならない立場の人間ではありません。それにも関わらず、なおこうしてプッシュするのは、やはり自分で使ってみて便利だから、という体験に起因しているんだろうと自分では感じています。
もしあなたが物書きだったり、資料整理だったりを生業としているようだったら、一度導入してみることをお勧めします。作業が、ちょっとだけ、楽で、そして、楽しくなると思いますよ。

書見台に限った話ではないのでしょうが、自分の作業に適した環境を整えるということは、大事ですよね。私は片付けが苦手なので、どうしてもデスクが散らかりがちです。でも、上手く机上のスペースを確保できているときは、やはり作業効率が上がるような気がしています。
高い投資でなくてもできる環境整備はあれこれありそうです。これからも何かおすすめ出来そうな事柄があれば、ここでもご紹介していきたいと思います。

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